3月26日(日)
ジュニアサッカーチームの卒団式でした。
僕は今の中学2年生たちが小学3年生になる頃、新潟から地元に戻ってきて「指導者」として関わらせてもらってました。
その子らが卒業するとき、もう学年は持たない。そう思っていたんですが、今のクラブの代表からも話をもらい、今回卒団する6年生たちが5年生の時に、また担当コーチとして関わらせてもらうことになりました。
まず思うことは人数が多かったということ。
初めて僕が見させてもらった学年は10数人くらいだったのに対して約30人という人数のこの学年。
すげーな。っていう思いもありましたが、やはり色々問題点もありました。
クラブのコーチたちはそれぞれ仕事が終わってからのサッカーコーチ活動です。
学年毎に担当コーチはもちろんいるものの、仕事が忙しかったり用事があると来られないことも当然あります。
僕は自分が小さい時に、もっと色々言われたかった。という気持ちがあったのを今でも覚えています。
だから指導者になってからは毎回、よっぽどのことがない限り練習には行こうと自分で思っていました。
実際、6年生のコーチとして僕がふさわしかったのかどうかなんて僕にはわかりません。
自分で評価が出来ないから。
人数が多いということで一番難しかったのは、熱量が違うということ。
熱量という言い方は少し違うかもしれませんが。。
「プロサッカー選手になりたい」という選手。
その中でも厳しいことに向き合える選手、落ち込んでしまう選手。
「楽しくやりたい」という選手。
その中でも色々求めてくる選手、ただ楽しく自由にやりたい選手。
「なんとなくサッカーをしてる」という選手。
その中でも負けたくない気持ちが強い選手、友達と仲良く出来ればいいという選手。
考えてみると、すべてその子にとっては正解なんだと思った。
人数が多いということ、ということはそれだけの意志があるということ。
僕のことを知って下さっている方はお分かりかと思いますが、あまり良い言い方が出来ません。
優しい言い方を選べません。
どれだけのことを伝えられたのかもわかりません。
それでも、卒団式で選手たちが一言ずつ話してくれた言葉を聞いていて、これから中学でサッカーするか分からないと言っていた選手数名が、中学でもサッカー頑張ります。と言ってくれたことは本当に嬉しかった。
子供たちからもらった寄せ書きの色紙にこんなことが書いてありました。
「自分の足りないところを教えてくれてありがとうございました」
「練習楽しかったです」
「色んな相談を聞いてくれてありがとうございました」
「次あった時は「上手くなったな」って思ってもらえるように頑張ります」
「試合中のアドバイス、とても分かりやすかったです」
「時には厳しく、時には優しく、とても楽しいサッカーが出来ました」
「たくさんのアドバイスを中学校でもいかしていきます」
「点が取れないFWを、少しだけ点の取れるFWにしてくれてありがとうございます」
何か少しでも、伝えることができたのかな。
卒団式でみんなが笑っている姿をみて安心した自分がいます。
寄せ書きを見て、少し嬉しい自分がいます。
保護者の方ともお話させていただいて、厳しくして頂いて良かったです。色んなことをいただきました。ということを言っていただきました。
もちろん、そうじゃない人がいることも知っています。
良いことも、そうじゃないことも含めて、僕もたくさん経験させていただきました。
選手のみんなから、保護者の方から。
もう知っている方もたくさんいますが、僕もこの卒団式をもって、ジュニアサッカーチームのコーチを辞めることになります。
本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
クラブの代表をはじめ指導者の皆様、
これまで一緒にサッカーしてくれた選手のみんな、
見守って頂いた保護者の皆様、
僕に関わっていただいたすべての皆様、
本当にありがとうございました。
これからは、
「パシエンシア姫路フットボールクラブ」の上月です。
「KOH.soccer school」の上月です。
クラブを、スクールを選んでくれた選手たちとこれから道を歩んでいきます。
長い間、本当にお世話になりました。
上月祐輝